長野県上水内郡

小川村

小川村の魅力

四季折々の自然

小川村では、季節ごとに異なる美しい風景が広がります。​春には桜が咲き誇り、特に「番所の桜」は濃いピンク色の花びらが特徴で、例年4月中旬から下旬に見頃を迎えます。 ​夏には新緑が鮮やかに輝き、秋には紅葉が山々を彩ります。​冬には雪景色が広がり、北アルプスの白銀の世界を堪能できます。​

満天の星空

小川村は空気が澄んでおり、夜には満天の星空を楽しむことができます。​特に「小川天文台」では、直径7mのドームに60cmの反射望遠鏡を備え、20等級星以上の観測が可能です。 ​また、天文台周辺は人工の明かりが少なく、肉眼でも美しい星空を堪能できるスポットとして知られています。​Go NAGANO 長野県公式観光サイト

静寂とゆとりのある生活

小川村では、都会の喧騒から離れ、静寂とゆとりのある生活を送ることができます。​豊かな自然に囲まれた環境で、四季の移ろいを感じながら、心穏やかな日々を過ごすことができるでしょう。​

地域コミュニティと暮らし

温かい人々とのつながり

小川村では、地域の皆さんが心温まる交流の場を提供しています。​例えば、移住者や地域の方々が集まる「おや研喫茶」では、気軽におしゃべりを楽しみながら、お互いの理解を深めることができます。 ​また、地域の活性化を目的としたDIYイベントも開催されており、古民家の修復などを通じて、地域内外の人々が協力し合う機会が増えています。 ​小川村公式サイト

地元の食文化

小川村の食文化の代表格といえば「おやき」です。​地元の食材を使った手作りのおやきは、素朴で懐かしい味わいが魅力です。​特に「小川の庄 おやき村」では、囲炉裏を囲んで焼きたてのおやきを楽しむことができ、訪れる人々に人気のスポットとなっています。 ​また、地元の直売所「さんさん市場」では、新鮮な野菜や加工品が並び、、地域の味を家庭でも楽しむことができます。

観光地としての魅力紹介と、移住を検討される方へ

観光と暮らしのちょうど真ん中。

小川村は、観光地としても、暮らしの場としても、ちょうどよい距離感をもった場所です。雄大な北アルプスを望む景色や、静かに流れる時間、そして村の人たちのあたたかさ。都会では得られない心地よさが、ここにはあります。

旅行で訪れた方が、「また来たい」と思う理由は、景色だけではありません。その“また来たい”という気持ちが、「ここで暮らしてみたい」に変わる瞬間が、小川村にはたくさん詰まっています。

移住者の声を聴く機会

すでに小川村で暮らし始めた方々の声を聞いてみませんか?

2025年3月20日(木・祝)に、東京・銀座の「銀座NAGANOショップ」にて、1日限定のカフェイベント「新しい移住のカタチ~起業で成功した先輩に聞こう~『もっと知りたい小川村』」を開催しました。​

このイベントでは、長野県小川村に移住し、起業を通じて充実した毎日を過ごしている先輩をゲストに迎え、移住のリアルな体験談や快適な暮らしの秘訣についてお話しいただきました。​参加者の皆さまは、美味しいリンゴジュースと「おやき」を片手に、カフェスタイルのリラックスした雰囲気の中で、移住や起業に関する疑問や不安を直接質問し、小川村の魅力や移住の可能性について理解を深めていただけたことと思います。​

【レポート】人とのつながりがつくる風景──丸田勉さんが語る「小川村のくらし」

2025年3月20日に銀座NAGANOで開催されたイベント「新しい移住のカタチ~起業で成功した先輩に聞こう~『もっと知りたい小川村』」では、小川村に移住して長年地域に関わってきた丸田勉さんが登壇。自然と共にある暮らし、そして「人とのつながり」が生み出す小川村の魅力について語ってくださいました。

■人が関わることで生まれる“風景

「ただ自然があるだけでは風景にならない。人が関わることで、その場にしかない風景が生まれる。」

そんな言葉から始まった丸田さんのお話は、移住当初の不安と、地域に溶け込んでいく過程をリアルに伝えるものでした。33歳で小川村へ移住した当時、地域に入ることへの不安は大きかったといいます。しかし「たまたま、いい人に巡り合えたことが大きかった」と振り返り、今ではその出会いこそが、自分の暮らしを支える“資本”になっていると感じているそうです。

■ 今は「ウェルカムの時代」

移住者がまだ少なかった当時に比べ、現在は村にも移住者が増え、地域の受け入れ体制も柔らかくなってきたと実感している丸田さん。「今は、昔よりずっと暮らしやすくなった」と語り、「迷っている人には、ぜひ思い切って飛び込んできてほしい」とエールを送ってくださいました。

■ 社会関係資本(ソーシャルキャピタル)という考え方

丸田さんが特に強調していたのが、「社会関係資本(ソーシャルキャピタル)」という考え方です。これは、お金やモノといった“目に見える資本”ではなく、人と人とのつながりや信頼、感謝の気持ちといった“目に見えない資本”のこと。コロナ禍を経験した今だからこそ、あらためて人と人とのつながりの大切さに注目が集まっているといいます。

アメリカで行われたがん患者の調査では、定期的に人と会話をするグループの方が、生存率が高いという結果が出たとのこと。これは、心と体の健康に「つながり」が深く関係していることを示す象徴的な例です。

■ 小川村でつながりを育てる暮らしを

「村には、まだ“つながり”がちゃんと残っている。」と語る丸田さん。お祭りや寄り合い、日々の助け合い——そうした暮らしの中に、豊かさの源があるのだと話してくださいました。

「AIやデジタル化が進む時代だからこそ、改めて“人”を大事にしてほしい。小川村には、そういう場所がまだある。」

イベントの最後には、小川村をテーマにしたCM映像も上映され、実際の風景や人々の暮らしが参加者の胸に深く残るひとときとなりました。
— 丸田 勉

【レポート】直感で飛び込んだ“いいところ”──塚田綾子さんが語る「つながりの中で育つ暮らし」

現在小川村の村議会議員としても活躍されている塚田綾子さんも登壇くださいました。直感で選んだ移住先、小川村で育まれた人とのつながりや暮らしの豊かさについて語ってくださいました。

■ 直感で決めた、小川村との出会い
愛知県出身の塚田さんは、もともと白馬村に住みながらスノーボードに親しみ、北信地域での暮らしを続けてきました。小川村を知るきっかけは、友人から「いいところがあるよ」と紹介された空き家バンク。2軒のうち、設備の整った方ではなく、“なんだか素敵だと感じた方”を選び、その場で「ここに住もう」と決めたのだとか。

「仕事や生活のことはあとから考えればいい」と飛び込んだ移住生活。その潔さと直感力は、今の彼女の暮らしぶりにもつながっています。

■ 「お茶しにおいで」から始まるコミュニティ
移住後、近所の方に誘われた「お茶しにおいで」が、塚田さんにとって地域との最初のつながりとなりました。漬物やおかずが並ぶ“お茶のおもてなし”を通じて、自然と会話が広がり、「リンゴの収穫があるよ」「ちょっと手伝って」などと声をかけられるように。気が付けば、農作業や修学旅行生の受け入れなど、さまざまな地域活動に参加するようになっていました。

■ “あったらいいな”を自分たちで
当時、小川村にはカフェやマルシェのような集まれる場所が少なく、「じゃあ自分たちでやってみよう」と始めたのが、仲間とのイベントづくり。地元の方々がカレーを持ち寄り、食べ比べを楽しむイベントは大盛況だったといいます。

その活動の延長で生まれたのが、現在も続く「さんきょ市」。お寺の境内で開かれる小さなマルシェで、「自分価格マーケット」や出し物など、誰もが自由に関われる市として村に根付いています。

■ つながりが“編み目”のように広がる村
リンゴ畑で出会ったおばあちゃんたち、野沢菜漬けの仲間、祭りで一緒に歩いた人たち…。「編み目のように繋がっているコミュニティの中に、初めての人でも自然と入っていける温かさがある」。塚田さんはそう語ります。

「意見が合わないことがあっても、一緒にこの地域でやっていこうという気持ちがあるんです。そういう受け入れの土壌が、この村にはあります」。

■ 自分たちらしく続ける田舎暮らし
現在は、田んぼを借りて米作りにも挑戦中。村の農業支援システムを活用し、無理のない範囲で自給的な暮らしを楽しんでいます。「山を眺めながら、“今日はどこまで見えるかな”って考える時間が好きなんです」と話す塚田さんの表情には、村での暮らしへの深い愛着がにじんでいました。

— 塚田 綾子

移住体験プログラム

「いきなり引っ越すのはちょっと不安…」という方には、村の暮らしを気軽に体験できるプログラムがあります。

たとえば、古民家での短期滞在や、村の行事への参加、地元の方との交流など、観光とはまた違った“小川村の素顔”に触れることができます。自然の中で目覚める朝、村の方との素朴な会話、地元野菜を使った手料理——。体験を通じて、自分の「これから」を考える時間になるかもしれません。

体験レポート|小川村いなか暮らしツアー

🏡 実施日:2025年3月29日〜30日(1泊2日)

📍 参加者:都市部からの移住検討者、観光関心層

「住むように旅する」ことをテーマに、村の食、温泉、自然、人、家のことを一通り体験できるツアーを開催しました。

🌟 行程ダイジェスト:

  • 道の駅おがわ「味彩」で地元食材の昼食&開会式

  • 「小川の湯」見学:地元の人の憩いの温泉文化を知る

  • 古民家・改修ベーカリー「24sekki」見学と小川村の不動産事情

  • 星と緑のロマン館での宿泊と蕎麦料理

  • 囲炉裏でのおやき作り体験 in おやき村

  • 1日1組限定の古民家レストラン「ruisseau」訪問と移住者トーク

📝「家だけでなく、“関係”を見つけに来る場所」——そんな参加者の声が印象的でした。

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小川村のみどころの一部をご紹介

  • 道の駅おがわ

    道の駅おがわには、地元の食材を楽しめるレストラン「あじさい」、大豆料理のキッチン「ぱちょこ」、採れたての野菜が買える「さんさんマーケット」、コンビニエンスストアなど、さまざまな施設があります。

    ぜひお立ち寄りください。

  • だいず食堂 パチョコ

    地元西山産大豆を使った料理やスイーツは風味豊かで栄養価も高く、特におすすめなのが「ソイニャマバーガー」。ジューシーなソイパティと新鮮な野菜、特製ソースが絶妙なバランスで合わさり、ビーガンやベジタリアンにも人気です。

  • 小川の庄 縄文おやき村

    「おやき」作りは、生地を手作りする喜びと、炉端焼きの温かさが融合した、心を豊かにする体験です。この伝統的な製法は、サクサクの皮と風味豊かな餡の心地よいコントラストを生み出し、一口ごとに長野のソウルフードの真髄を味わえます。

  • 24Sekki

    「Bakery 24sekki」は、築180年の古民家を改装したパン屋です。

    壁一面にスポットライトが照らされ、美しく輝くパンはまるでアート作品のようなオーラを放ち、見る者を魅了する存在感を放ちます。

  • りんりん館

    りんりん館

    北アルプスの絶景が望める宿。

    「何もない」が「全てある」場所。

    だから

    美味しい空気、

    美しい花、

    素晴らしい星空がいっぱい。

  • Connex coffee

    Connex coffee

    都会の喧騒から一歩離れた場所に、本物のコーヒーの香りを楽しめる移動式コーヒースタンドがあります。小さな空間には心地よい音楽と温かい笑顔があふれています。ここでは、一杯のコーヒーは単なる飲み物ではなく、特別なひとときです。

    新店舗オープンしました!

  • Ruisseau

    Ruisseau

    一日一組限定の古民家ステイ

    食材は主に地元産で、近隣の陶芸家の作品も取り入れています。料理だけでなく、食器や雰囲気にも地元の文化や美意識が反映されており、ユニークな特徴となっています。

  • Japan's beautiful starry sky. You can see a lot of stars and the Milky Way.

    星と緑のロマン館

    日本の北アルプスにある小川村は、有名な白馬村の隣にあり、隠れた宝石のような場所です。雄大な山々と澄んだ空に囲まれ、自然の美しさと文化の豊かさが融合しています。「星と緑のロマン館」は、星と緑豊かな風景の両方を楽しめるユニークな体験を提供します。

小川村へのアクセス

小川村公式サイトより 

 自動車の場合:

  • 東京方面から: 関越・上信越自動車道を利用し、長野I.Cで下車後、白馬・長野オリンピック道路を経由して約40分で小川村に到着します。 ​

  • 名古屋方面から: 中央・長野・上信越自動車道を利用し、長野I.Cで下車後、白馬・長野オリンピック道路を経由して約40分で小川村に到着します。 ​

  • 北陸方面から: 北陸自動車道・国道148号線を利用し、白馬を経由して白馬・長野オリンピック道路を進み、小川村に到着します。 ​

 公共交通機関の場合:

  • 東京駅から: 北陸新幹線で長野駅まで約1時間30分。長野駅からアルピコ交通バス(高府・初引行)で約50分、高府で下車。 ​

  • 金沢駅から: 北陸新幹線で長野駅まで約1時間10分。長野駅からアルピコ交通バス(高府・初引行)で約50分、高府で下車。

  • 松本空港から: アルピコ交通バス(県庁行)で長野バスターミナルまで約1時間10分。長野バスターミナルからアルピコ交通バス(高府・初引行)で約50分、高府で下車。

    ★長野駅改札からアルピコ交通バス停までの道のりは以下の3Dツアーを参考にしてください。